蝶ヶ岳ヒュッテは、昨日11月3日の宿泊をもって、今シーズンの営業をすべて終了いたしました。
今シーズンもご利用いただき、誠にありがとうございました。

ここ数年、小屋閉めが暖かく…と毎年言っているような気はしますが、今年は、本当に暖かく、雪が降らないまま営業終了を迎えました。
いつもなら、蝶ヶ池に貼った氷が、人がのっても割れないくらい厚くなるのに、池が氷で覆われることもないままの小屋閉めです。
タンクを洗うのにも、凍って大変！　手がかじかんで…なんてこともなく・・・
雪が降れば、戸板を閉めるのにも、凍った雪が邪魔でなかなかハマらない！とか、作業しに外に出るのも厚着して・・・とか、滑べらないように・・・って苦労することもあるのに、そんなこともなく・・・ありがたいやら、寂しいやらでした。
そして、6日朝、初雪がうっすら積もった中、最後の作業を終えて、スタッフも無事下山しました。

春からを振り返ると、少なめの残雪・一気に降る雨・雷鳥のほのぼのとした姿・早い時期の気温上昇・夏の心配になるくらいの暑さ・冷え込んでこなくてイマイチだった紅葉・・・それとコロナのいろいろな制約がさらに解かれつつある今シーズンでした。
ギュウギュウ詰め、雑魚寝が当たり前だった山小屋が、コロナで、人数制限をして間隔を開けて、仕切りをして・・・の時期を経て、仕切りもない大部屋に何人も入って頂くようになってきました。さらにどうしていくのか、今年も模索でした。
その中でも、多くのお客様に予約が取れない(>_<)、何とか宿泊したいというお声をたくさんいただき、収容人数を増やしてきました。
冬の間にそんな今年を振り返り、また、来年を考えていきたいと思います。

皆様にとって、今年の蝶ヶ岳はいかがでしたでしょうか？

これから登るご予定の方は、とは言え、11月の蝶ヶ岳です。この後、冷え込みも強くなってくるようです。雪もいつどれくらいの積もり具合になるかわかりません。
充分に下調べの上、状況に対応できる装備で、油断することなく山を楽しんでください。

例年通り、冬の間は、冬期小屋が解放されております。
次の方が気持ちよく使えるように、お使いいただいた後は、片付けやごみの持ち帰りもお願い致します。
また、先日お知らせしておりますが、三股への林道烏川線は、工事の通行規制が続きます。ご注意ください。

来年の予約については、なるべく早く検討して、お知らせしたいと思っております。
決まりましたら、HPでもお知らせしてまいりますので、ご確認をお願いします。

今シーズンも本当にありがとうございました。
書ききれませんが、蝶ヶ岳の為にお力添えいただきました全ての方々に、ありがとうございました！
これからも、よろしくお願いします！
来春、また、お会いしましょう！