「蝶」が現れました
雪形が山の名前の由来になっている、という山があります。
例えば、「代掻き馬」の白馬岳、「常念坊」の常念岳、「種まき爺さん」の爺ヶ岳などが有名です。
蝶ヶ岳もそんな山の一つです。
安曇野から西の山を見上げると、一番わかりやすいのが「常念岳」でしょう。
松本からだと三角形のピラミッドのように見えますが、安曇野からだと三角屋根のテントのように見えます。
その左手になだらかに連なっている稜線が蝶ヶ岳です。
蝶ヶ岳をズームアップで見てみると、右手にある小さな三角のピークが蝶槍です。そこから緩やかに吊尾根状の稜線が続き、左端の肩の部分が標高2,677mの山頂になります。
その山頂直下の所をよ~く見ると、「白い蝶」の雪形が見えます。(蝶の形に見えますか?)
よく「雪形を目安に田植えをする」なんて聞きますが、蝶の雪形は6月中旬、すっかり田植えが終わって稲が育ってきた頃に現れますので、田植えの目安にはならないですね。
安曇野に行った際には、ぜひ「蝶の雪形」を探してみてください。