５日１日、４月に長野県入りし2〜3週間の待機・自粛期間中だったスタッフと共に入山。ようやく今シーズンの長期スタッフが一同に会することができました。例年ではヘリで入山する女性スタッフも三股の雪渓を登り、例年よりも雪の多い小屋の作業に取り掛かりました。

　まず、この新しいウィルスと今後も付き合いながら進めていく為に、どんなことが求められていて何を実現できるのか。私たちも3密を防ぐために、少しずつですが小屋の中を整えています。完全な収束の見通しが立たない今、皆様に少しでも安心して山時間をお過ごしいただけるように。日々スタッフ同士で話し合いながら、模索しています。

そしてついに、長野県をはじめ39県の緊急事態宣言が解除されました。今シーズン、すでに蝶ヶ岳周辺では遭難事故が起こっています。私たちはまだ皆様をお迎えできる体制にできていませんし、救助にも向かえません。ホッと小屋で休めば起きなかったような事故も、気を張り続ける日帰り登山ではおこることもあります。今、その登山が必要なのか。自分の技量にあっているのか、何かあっても自分自身で解決できるのか…

山は逃げません！皆様を笑顔でお迎えできるように頑張っています！皆様も笑顔で入山できる日まで、里でトレーニング！！山からは安曇野の水田が美しくみえます。春なのですね。

＊重要＊
蝶ヶ岳ヒュッテは、新型コロナ感染拡大を受け、当面の間営業を自粛致しております。宿泊だけでなく、売店や軽食などを含む全ての業務を休止致しております。ご理解とご協力をお願いいたします。