悪雪にご注意ください
三股コースの状況です。
登山口すぐの川沿いを歩く道は雪解け水で水量が多く、たっぷりのマイナスイオンに癒やされる感じです。
コマドリのさえずりもよく聞こえるので、ヒンカラララララという鳴き声に耳を傾けてみてください。
GW中盤に雨が降った影響で、下の方はだいぶ雪が解けました。
雪が消えた途端、足元には白やすみれ色の可愛いキクザキイチゲがたくさん咲き始めました。
朝は花が閉じているので、お昼ごろが見頃ですよ。
まめうち平の手前あたりから残雪があります。
アイゼンが必要です。
コース終盤は断続的に急な斜面の直登になります。
ジャリジャリの雪は踏ん張りが効かないのでかなり体力を消耗します。
稜線上は雪がありませんので、雪がなくなったところでアイゼンを外して大丈夫です。
三股登山口への下りは注意が必要です。
特に日中は気温が上がって雪がクサリますので、アイゼンを履いていても踏み出した足が流れます。
滑落事故がありますので、慎重に降りてください。
またふいにズボッと膝上くらいまで足が埋まります(踏み抜き)。
下りの場合、このまま前に重心がいくと、関節が曲がらない方向に強い力がかかり、捻挫などの怪我につながります。
踏み抜きによる事故が発生していますので、くれぐれもご注意ください。
また沢や開けた傾斜地にはしっかりと雪が残っていて、気温が上がっているにもかかわらずほとんど雪崩が発生していません。
いつ雪崩が発生してもおかしくない状況が続いていますので、 引き続き注意が必要です。
これから気温が上がり、ますます雪の状態が悪くなり、雪崩の危険性も高まってきます。
連休中に事故も起きていますので、特に下山時はお気をつけください。