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山小屋関連

ゴールデンウイークが始まりました♪

山もにぎやかになってきました。
テレビでは、観光地の賑わう様子が紹介されたりして、皆様楽しまれていますね。
コロナのこともあり、山が久々…という方もいらっしゃるかもしれません。
スタッフ側も、コロナ以来初めてレベルの賑わうGWでちょっとあたふた気味?かもしれません。

ということで、皆様に安全に楽しんでいただくためのお知らせです。

★三股-前常念岳-常念岳-蝶ヶ岳ルートをお考えのお客様へ★

基本的に三股から前常念経由のルートで1日で蝶ヶ岳までお越しになるご計画は、お勧めしておりません。

夏のコースタイムで三股から登りで約11時間、蝶から下りで約10時間の非常に長いコースです。

そして、常念岳から蝶ヶ岳の間が、縦走ではありますが、アップダウンが大きく、常念岳を越えてから、4時間(ペースが落ちればそれ以上)、下って登ってを繰り返し、最後、蝶ヶ岳まで登り返さなければならず、到着予定時刻を大幅に遅れてしまう方が多くいらっしゃいます。

また、雪のある時期は、雪質や歩かれる方の雪道への慣れ具合などにより、予想より時間がかかる可能性が高く、場合によっては、稜線で日没を迎えてしまうことになります。

加えて、前常念岳手前―常念岳―蝶ヶ岳の稜線は、遮るものがなく天候の影響を大変受けやすい場所となっています。暴風が吹くこともしばしばあり、暴風で進めない、飛ばされて転倒や転落し怪我を負う、雨や雪も重なると低体温症のリスクが非常に高まる…など天候次第でリスクが大きく増すルートであり、天候の見極めも必要になります。

ご自身の体力・歩くペース、道の状況、当日の天候・体調などよくよく検討して頂き、確実に午後4時には到着出来るご計画でお願いします。

★大天井―常念岳-蝶ヶ岳ルートをお考えのお客様へ★

コースタイム8時間~8時間半のルートになります。

大天井からの場合、常念小屋さんまでは比較的平坦ですが、そこから蝶ヶ岳までが、縦走ですが、アップダウンを繰り返すルートになります。
行程の後半に、常念岳山頂まで標高差約400mを登り、そのあと標高差約400m下り、その後小さい上り下りを繰り返した後、標高2670m前後の蝶ヶ岳まで登るので、思った以上に体力を消耗し、到着が遅くなる方が多くいらっしゃいます。

体力も必要ですし、前出の掲載と同様、天候にも注意が必要です。
慎重にご判断・ご計画をお願いします。

※尚、さらに遠い燕山荘さんから1日で…とご計画される方もいらっしゃいますが、基本的にはお勧め
 出来ませんので、お控え下さい。

★蝶ヶ岳―大滝山―徳本峠―上高地ルートをお考えのお客様へ★

コースタイムは上高地まで約8時間ですが、思った以上に長いルートです。 
残雪期は、マーキングや道標なども雪で分かりにくく、歩くお客様はわずかです。
トレースは期待できず、只今、徳本峠小屋は営業していないとのこと(詳細は徳本峠小屋さんにお問い合わせ下さい)で、一般のお客様には、雪がなくなるまでは、お勧めしておりません。

(どれも、一般的な体力・一般的なペースで歩かれる方、小屋泊まりの客様を想定してお知らせさせて  いただいています)

結局、注意喚起ですみません。
ただ、積雪のある時期、小屋泊まりの装備のお客様方が、安全な時間帯に小屋に到着出来ない事態は、命にかかわります。くれぐれも余裕のあるご計画で、登山を楽しんでいただきたいと思います。

ヒュッテでは、11時~14時の間、ランチ営業として、カレーライスやラーメン、おでんなど温かいものと、疲れた体に沁みる?おはぎや、ビールに合うもつ煮などをご用意してお待ちしています。
今のところお天気もしばらく持ちそうですね。いつもの綺麗な景色も見られそうです。

気を付けてお越しください。
お待ちしています。