蝶ヶ岳ヒュッテのロゴ

  1. TOP
  2. お知らせ
  3. 登山道の状況
  4. 登山道状況
登山道の状況

登山道状況

今年は少雪だ!!というニュースは、毎年おなじみになってしまい、小屋や登山道の残雪が少なくても驚かなくなってしまいました。今年もやはり少雪で、そこに4月の高温が重なり、雪解けもかなり進んでいます。普段なら(数年前までは?)この時期はまだ冬山並みの低温や吹雪、湿雪のドカ雪など珍しくなく、GW中は毎日小屋周辺の除雪に追われた…なんてこともよくありました。今年に限っては、天気予報が比較的良さそうで、登山日和なGWになっていますね。

【全ルート共通】
またまだ樹林帯の中は雪道が続きます。この時期、装備についての問い合わせで『アイゼンの方がいいですか?チェーンスパイクでも行けますか?』などがよくあります。小屋番は、お客様一人一人の技量を知りませんし、当日の天候も分かりません。ご自身の技量の範囲内で、どんな状況でも対応できる装備を検討してください。この時期は、朝夕冷えると雪面がアイスバーンになり、日中気温が上がるとザラメ状の足を取られやすい雪になります。どのルートで雪山に行くんだ!という意識を忘れずにお願い致します。

【三股ルート】
登山口からまめうち平までは雪はほとんどありません。まめうち平からは雪が出てきますが、本格的にアイゼンが必要なのは蝶沢からです。蝶沢から上部は毎年転落・滑落事故が発生するルートです。朝夕は凍り、日中は腐った雪のトラバースや直登(下降)が続きます。アイゼンやピッケルなどの装備を整え、急がず慌てず、ゆっくりと登山してください。

【横尾ルート】
標高2200m付近から雪道です。三股ほどではありませんが、ところどころ転滑落に気をつけてください。

【徳沢ルート】
下から3キロ地点付近から残雪です。蝶ヶ岳へのルートで比較的斜度が緩いですが、道迷いしやすい尾根の形です。マーキングをしっかり確認しながらお願いします。また、倒木が2本ほどあります。跨る大きさですので撤去までしばしお待ちください。ルート上の梯子や階段が古く、危ない箇所があります。手元足元をよく確認の上、必要以上に頼りすぎないようにしてください。