5月の登山道
GWが終わり、皆様には、日常が戻ってきた頃ですね。
今年のGWは降雪や強風、快晴…と、天気も色々でした。快晴の日は、気持ち良くお泊りいただけるように布団干しもしました!槍穂をバックにする布団干しは贅沢気分で気合いが入り、布団を飛ばし過ぎてしまったりしまわなかったり…?

今は、時期をずらして、静かな山を楽しむように、ちらほらとお客様がお越し下さっています。
小屋では、夏の最盛期に向けて、お客様をお迎えしながら夏の準備をしています。
ここ一週間の蝶ヶ岳は、10℃くらいまで気温が上がる日、-5℃以下に冷え込み日中も0度前後の日を繰り返しました。
春の雪渓はその日の天気や気温に大きく左右されます。日中溶けた雪は日に日にアイスバーンとなって大変危険な状態になってきます。特に、三股ルートは、標高の高い場所に、傾斜のきつい雪渓が何か所かあり、滑落事故の起こりやすいルートです。
例年ですと6月頃にこの様な雪面状況になりますが、少雪と高温の影響で5月からこの様な状況になっています。
市街地は夏日となり、雪なんて想像できないかもしれませんが、山はまだ気温がマイナスになることも珍しくありません。春は、強風以上の風が吹くこともあります。
山の天気予報をよくご確認いただき、しっかりした春山の装備をお持ちください。
5月中に蝶ヶ岳に登りたいけど、軽アイゼンで行けますか?チェーンスパイクで行けますか?とのお問い合わせを、数えきれないほどお受けしますが、まだまだ、前爪付きの10~12本爪のアイゼン、滑落停止のためのピッケル、ダウンジャケットなどのしっかりした防寒装備が必要です。
荷物を軽くする為…と、安全を置いてこないでください。
装備をしっかりしていても、事故は起こる可能性があります。
それらを踏まえ、皆様には、ご自身の命を守りながら山のすばらしさを楽しんでいただけるよう、登りながら、歩きながら、安全に家まで帰れるか?慎重にご判断の上、山行をお願いいたします。

